運用チームもセーフモードに

タイトルは少々冗談が過ぎるでしょうか。不具合に次ぐ不具合で11月は心身ともに過労気味だったろうと思われるJAXAチームですが、二度目のタッチダウンの後、はやぶさがセーフモードに入ったことで少し余裕が出来たかと思います。これから三日かけてセーフモードを解除し、データを降ろすとの事。臼田からの可視時間は昼間ですから、少なくとも不規則生活からは開放されるかと思います。みなさん一息ついてご自愛を。
さて、くどいようですがはやぶさがセーフモードに入ったため、いくつかの点は「多分」という修飾語つきです。

  • サンプラーホーンの接地圧による変形で弾丸が発射されるのだから、多分、接地したのだ。
  • 弾丸発射シーケンスを踏んだ。多分、本当に発火して発射している。
  • 2回発射シーケンスを踏んだのだし、多分、資料は取れている。

あまりに不正確だとふくれたって仕方ありません。奴さんは3億キロメートル先で岩戸に閉じこもっているようなものです。満身創痍のはやぶさイトカワ表面まで誘導し、5Km上空の安全なところまで再上昇させたことを素直に賞賛します。
その上で一言余計なことを。以下、松浦氏のBlogから、4時の記者会見の様子。

川口 昨夜からの本日にかけての経緯を説明する。11月19日の第1回にひきつづくもの。第1回はタッチダウンと30分の着陸を行った。第2回は第1回では完遂できなかったサンプリングを目指した。

第一回の30分は、「着陸をおこなった」んじゃないでしょう。どうどうたる成果を挙げたあとなんだから、官僚臭い言い訳でお祝い気分に水をささないでください。

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