第二回降下

昨晩から行っていた第二回降下ですが、高度14mを切った後に何らかの理由で上昇に転じた模様です。ログには時間が記録されていないので、じれったいです。TVのほうは、総立ちの様子がわかりますが、おくのディスプレイにはやぶさからのビーコンが映っているかどうかは見えません。

弾丸射出は成功した模様

松浦氏のBlog
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/11/post_0365.html
JAXAのログに「何らかの理由」と書かれているのは、決してトラブルと言う意味ではなく成功したかどうかその時点でわからなかったためのようです。上昇に転じたのは採取予定時刻で、はやぶさが弾丸を撃ったこと、その後の姿勢や状態が正常であることが確認されたようです。
どうやらタッチダウンと試料採取シーケンスはかなり高い確率で正常動作したもよう。JAXA TVでは前方スクリーンの位置に報道と思われるカメラが写っています。管制室の中はかなりいい雰囲気のようです。

ターゲットマーカー

今回はターゲットマーカーを投下せず、前回投下したものを使用しました*1。以下、松浦氏のBlogより的川教授とのやりとりを引用。

記者「ターゲットマーカーは最初から使わないつもりだったんですか」

「いや、降りていったら前回のマーカーが見つかったので、それを使おうということになりました」

軽く答えていらっしゃるようですが、進行中の現場で即応を求められることの好例かもしれません。マーカーを再利用することで放出時の機動が不要になりますから、ハードルがひとつ取り除かれることになります。何より、同一視野に2つのマーカーがあるとき、はやぶさ降着できたのでしょうか。
もともとサンプル採取地点は2箇所だったので、同一視野にマーカーは1つだったはずです。その場でどんな判断がなされたのか、興味のあるところ。

*1:前回の「88万人マーカー」が間違いなくイトカワに届いたはじめての証拠じゃないかと思います

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