インテリジェントデザイン

あ、俺神。皆からアッラーとかエホバとかいろんな名前で呼ばれてんだけどさぁ。こう見えても唯一神なんだぜ。絶対神ね。
で、最近良く聞かれるんだけど、インテリジェントデザインの事。うん、あれねぇ・・・・。まぁ確かに昔宇宙がなかった頃やってみようかなぁって思った事はあったよ。あんまり気の効いたおもちゃもないしつまんねぇなって。でもさ、考えてもみなよ。人間作るだけならなんとかなるよ。たいして難しい生き物じゃないしさ。ちょろいとおもう。でもね、やるとなったら環境一式やらなきゃいけないんだよ。何かしら調整しなきゃいけない。光速は勿論、プランク定数重力定数ハッブル定数も全部。それこそ万物の法則。αのことも有るしさ。あれってめちゃめちゃ精度要求するんだぜ。厭になるよな。ちょっとでも誤差があったりしたら大変だろ?それ考えるととてもじゃないけどやってられねーと思った訳よ。だから適当にパラメータを振ってバン!とたくさん宇宙を作ったわけよ。そしたらその内のひとつから勝手に人間に進化して来やがった。まぁ確かに見た目は悪いよな。受光細胞の向き逆だし。盲腸って、なんだよあれ。俺がやったら絶対もっとましなのが作れるよ。でも、まぁどうでもいいかなって。最近は時間軸が二つある宇宙で何かもぞもぞ動いている奴を見つけて、人間のほうはもうどうでもよくなった。とにかくあれは俺タッチしてない。そう言う事。じゃあな。

元ネタ

オリジナルはugemさん*1。パロってみました。ご気分を害されたら引っ込めます。
インテリジェントデザインとは、「生物はとてもダーウィン主義的進化だけで作られたとは思えないから人類には知りえない誰かが設計に関与しているに違いない」という考え方です。信仰として語る分にはかまわないのですが、これを科学として認定して生物学に取り入れよ、とトンデモ系がしつこく運動しています。そして事もあろうにブッシュ大統領が「そういうのもありだよね」と、頭の悪い若造のようなことを口走ったため、大問題になっているのです。
日本では渡辺久義京大名誉教授*2が普及に努めており、湯川秀樹朝永振一郎福井謙一利根川進野依良治といった京大卒業生が科学の分野に打ち立てた輝かしい業績をチャラにしかねない状況です。

*1:id:ugem:20051123

*2:英文学

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