患者が検査を断っても医者には治療を薦める義務があるらしい

笠井裁判長のおっしゃることはごもっとも。でもね、結構これがたいへんなのよ。慢性肝炎や代償性の肝硬変では自覚症状がないことが多い。検査好きの患者さんであればよいのだが、そうではないと、受診や検査の必要性について理解してもらうのは骨が折れる。

診療する側にとってかなり深刻な問題だろうことは想像が付きます。先日久方ぶりに会った友達は、アメリカの医者がLASIK手術を勧めず、患者が判断するよう誘導するといっていました。訴訟対策です。LASIKは命にかかわる病気の治療ではありませんから事情が違うものの、好対照です。
深刻な問題ながら、別の方向で変な想像をしてしまいました。

あなたは、ガンの恐れがあるのです。いえ、断っても無駄です。私にはあなたを治療する義務があるのです。

などといわれて手術台の上で拘束…。アンチユートピアに対する変な恐怖感は持ってないのですが、悪い本でも読みましたかね。

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