支給

義母と街を歩いていてその行列を見たので、日本は義務教育までは教科書支給と話したら、「日本はお金持ちだからねー」と。 んー、そうか・・・ そういう発想は私にはありませんでした。 

官給教科書の歴史を検索しようと思ったのですが、洪水のように歴史教科書問題のページがヒットして必要な情報にたどり着けません。
日本が貧しかったからこそ貧富の格差無く教育を受けられるように教科書を支給しているのであって、それは高度成長以前にさかのぼることが出来ます。「日本は豊かだから」という言葉への違和感は私が日本が貧乏だったと親から聞き知っているからでしょう。次世代に未来を渡すために、国民が重荷を背負った時代があったことを忘れてはならないなどと思いました。
ふと、思い出したのがこの本。

死の貝

死の貝

明治時代まで、「あそこに嫁ぐと死ぬ」と恐れられた奇病があったこと自体にショックを覚えました。貧困ゆえそこから立ち去ることも出来ず、ただ、「感染は水との接触が原因」とわかった時、子供たちを田から遠ざけ、大人たちだけが粛々と泥の中で仕事をしたという話に眼が潤みそうになりました。
次世代のために、という意識は今は公にも私にも希薄ですよね。
ところで、

義務教育の教科書支給って、どれくらいの国がやってることなんでしょう。

どのくらいがやってるんでしょうね。日本はもう、買取にしていいとおもいます。

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