6日発表で、イトカワまで500Kmです。東京と大阪位の距離です。
これまで星姿勢計や航法カメラでイトカワの姿が捉えられていましたが、今度は狭視野光学航法カメラでイトカワの形を捉えました。
難しそうな名前ですが、狭視野とは要するに望遠です。望遠カメラで形を捉えたのです。発表された写真は25分*1角ですから、満月より少し小さな四角です*2。はやぶさからはイトカワは満月の模様のひとつくらいに見えることになります。5m先の小豆くらいに見えているはずです。
「天文ガイド」誌の10月号にはやぶさの特集があり、これまでJAXAのプレスリリースに書いていなかったような情報が公開されています。
それによるとはやぶさは現在断続的に化学燃料スラスタを使って減速しているそうです。毎日ゆっくりになっているのはそのためです。また、イオンエンジン停止の際、姿勢を変え、イトカワに向かっていったんエンジンをふかして減速したとの事。
現在はやぶさが向かっているのはイトカワから地球側に20Kmの「ゲートポジション」です。ここに入り次第、時間をかけて機器のチェックを行うことになります。ゲートポジションはイトカワと太陽の間でもあるため、
と、いろいろ便利な場所です。