Marichanから酒バトン*1がまわってきました*2。バトンだけにひところの狂騒が懐かしくあります。
今、冷蔵庫に入っているお酒の容量は?
0。真空のエネルギーが0ではないことを思い出した上で考え直しましたが、0。
好きな銘柄は?
薩摩白波*3。正直いってうまいと思ったことは無いのですが、呑むならば焼酎、焼酎ならばこれ。学生が自腹で酔おうとすれば芋焼酎という時代でした。「じゃりん子チエ」でもチエちゃんが客に向かって「安くて酔える焼酎」と言ってます。
最近最後に飲んだ店は?
会社の近所の安い飲み屋。板敷き。
よく飲む、もしくは思い入れのある5杯
薩摩白波
学生時代の記憶はすべて薩摩白波の香りに彩られているといっても過言ではありません。香りで彩るとはおかしい?いえ、そんなことは無いでしょう。坂井泉水も最近の曲で「臭」と書いて「ひかり」と読ませていました。…無理があるな。
やはり前の会社の話。来日したイスラエル人の若い技術者を休みの日に行きつけの居酒屋に連れて行きました。彼らはビール。私は白波。
「それ何?」
「お、興味があるか。よしよし、のめのめ」
「ちょっと待った」
有無を言わさず新しいコップに少し注いで差し出します。やや甘い笑顔がさぞかし女の子をひきつけたであろうその若い技術者は、匂いに顔をしかめた後、呑んで苦笑いしました。
後日、テルアビブ出張がかの国の建国記念日にかさなり、ホームパーティに呼ばれました。宴たけなわで白波を取り出すと、件の技術者が指差して笑います。たいていの人が顔をしかめるなか、東欧出身の二人が
「いけるな」
「氷ない?」
と喜んでくれたのがうれしかったです。
そういえば、女の子に振られた後、サラダボウルに氷と白波をぶち込んであおったような覚えがあります。記憶が定かじゃないんですけど。
Spiritus
昔、おれが若造だったころ。
女の子にはモテンで、
ロシアはソ連だった。
オー、イエイ
「酔漢君、共産主義バーが出来たのよ」と、ロシア文学好きの女の子からネタを振られて、東京タワーが見える町まで出かけました。ワルシャワ、と言う名前のその店は、打ちっぱなしのコンクリートのあちこちに赤い装飾が施してあり、壁にはレーニンのレリーフが。
生まれて初めてロシア料理を食べた後、階下のバーに移動。わかるわけのないウォッカのメニューを見ながら、たった二つの理解できるパラメータ*4に目を走らせます。そして眼に留まったのがSpritus。実にアルコール分96%。
(不純物の多いエタノールだなぁ)
と思いつつ注文。横でくすくす笑っている女の子に、これも初めて手にしたショットグラスとやらを掲げたあと、一気に飲み干しました。
(やべ、こぼした)
と動揺したものの、脇から流れ出た液体はあごの辺りで完全に気化したため、服を汚す心配は杞憂におわります。そして食道から胃へと走る炎の蛇。
あのころもう少し気が利いていれば、それなりに進展したかもしれないと思ったのは5年くらい経ってから。
Schwarze Katz
猫のようなひとの記憶。
Macabbi
イスラエルが誇る、やや癖の強いビール。「テルアビブの海岸で泳いだよ」と言うとみんな引くのですが、「地中海で泳いだよ」というと女の子は遠い眼をするのです。
浦霞
「酔漢さん、おいしい酒があるんですよ」と、行きつけの店の店長に勧められたのがこれ。一本入れるのに躊躇なんかしませんでしたね。若かったデスよ。酔ってただけかもしれませんが。呑んだ三人が翌日全員重度の二日酔い。
「うまい日本酒は危ない」
ことを学んだ一杯。
ジョッキを渡す5人
おねがいしまっす。
id:Tpongさん、id:akuninさん、id:v4641sgrさん、moetakaさん、そしてなんとなくビーカーで酒を作っていそうなid:meinekoさん。