体脂肪率計

robaさんのコメント欄で体脂肪率計が熱く語られています。id:robanomimi:20050817
いくつかコメントを。

動作原理とか

体脂肪率計は、人間の体の「インピーダンス」という電気的特性を計測し、それから脂分を類推する機械です。通信機技術者が「ネットワークアナライザ」と呼んでいるとんでもなく高価な機械の子分です。安いから不正確なのか?違います。
水分なんか汗をかいたりジュースを飲んだりすれば簡単に増減します。一方で、女性はよ〜〜〜〜〜くご存知のように、脂は簡単には増減しません*1。そういうわけで、寝汗をかいた朝とか、暑い日の夕方に体脂肪率が変わるのは当たり前です。
また、インピーダンス複素数ですが、そのうち実数部が水分に、虚数部が脂分に絡んできます。ところが体表の汗は水を通しやすいので汗の状況で体脂肪率は変わります。
なんにせよ、目安程度の意味しかないのです。

結論

目安程度の意味しかないのですが、大抵の測定値と同じく、統計的には意味が出てきます。朝夕の数字に一喜一憂するのではなく、毎日同じ時刻に測定を行い、一ヶ月程度の時間幅での増減を見るのが賢い使い方です。

*1:いや、増えるのは明らかに簡単だという声はこの際無視

/* -----codeの行番号----- */