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しながわ水族館で買ったイタチザメ*1のおもちゃです。裏には「中国製。モントレー水族館による監修」といったことが書いてあります。購入したとき、どうりで出来がいいはずだと感心しました。しながわ水族館の売店にはその他ぬいぐるみやおもちゃが売っていました、このおもちゃの出来は見事で、本物の特徴をきちんと再現しています。
いまどきの言葉ならフィギュアというのでしょう。
実はこのおもちゃはしながわ水族館だけではなくあちこちの水族館で買うことが出来ます。海洋生物のおもちゃの品種が少ないせいもあると思いますが、それよりも水族館のめがねにかなうと言うことではないでしょうか。
さて、そのモントレー・ベイ水族館の話がsqueakerさんとharuko41さんのところに上がっていました。

とても楽しいところのようです。ニューイングランド水族館で楽しい時間をすごせましたので、モントレーにも一度行ってみたいものです。そんな機会はなさそうですが。

イタチザメ

ところでイタチザメはとてつもない悪食で、およそ好き嫌いがありません。National Geographicsに掲載されていた「鳥を襲うイタチザメ」の写真にはぶっ飛びました。そりゃ鳥だってぷかぷか浮いていますから襲えば食えるでしょうけど、逃げられる確率高そうですし、投入するエネルギーに見合うカロリーは摂取できるのでしょうか。
好き嫌いが無いため、魚や海生哺乳類は言うに及ばず、鳥、人、空き缶、サーフボードと、何でもかじります。そしてかじったものは必ず食べます*2ホオジロザメデブ専であることと対照的です*3
イタチザメは4~6mに成長するといわれています。あなたを3,4つ縦に並べたくらいの大きさです。そしてぎっちりと筋肉の詰まった太い体をしています。どんな生き物か興味があるならパラオニュースをどうぞ。恐怖のルポ、恐怖の写真がそこにあります。ときおり新聞を騒がすシュモクザメなんぞおとなしい限りで、イタチザメが巷間で話題にされないのが不思議でなりません。こんなのが人知れず泳いでいる地球の海って本当にすばらしいです。
中国料理の人気が伸びる中、フカヒレの需要が伸びているためすべてのサメが乱獲されています。大型肉食動物の例に漏れず、繁殖力が弱くて成長に時間がかかるサメは、多くが絶滅危惧種への道を一直線に進んでいます。
そんな中、「会敵必食」を掲げるイタチザメは絶滅の恐れも無く世界の海を悠々と泳いでいるとか。
今日の教訓:「好き嫌いはやめよう」

*1:tiger shark

*2:行儀がいい

*3:ホオジロザメは捕食時/消化時のエネルギー消費が激しいため、脂の乗った餌しか襲いません。たとえば鯨やアザラシに噛み付いて脂の乗った部分だけちぎっていきます。人間に噛み付いても、脂の乗りの悪い人は食べないといわれ、事実ホオジロザメに襲われて生き延びた人はすべてやせているとか…

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