太陽電池の効率はどうなっている?

さらにchoubeginnerさんのネタ (id:choubeginner:20050805)
四半世紀ほど前のものの本によれば、太陽電池最大の欠点は「生涯生産電力量が製造にひつような電力量を下回る」というものでした。つまり、太陽電池は電気を生み出してくれる魔法の板の顔をしつつ、じっさいには「払った額を全額使えないプリペイド・カード」だったのです。
これにはいくつか考えないといけない問題があって、「夜間の余剰電力を活用して太陽電池を作れば、昼時のピーク時の需要を緩和できる」とか、「離島への送電が簡単になる」といったメリットはきちんと考慮すべきです。
ただ、夜だけ工場を動かすなどと言う贅沢はもはや成り立ちませんからなにか考えなければなりません。この問題に対する解決策として吹き付けによるアモルファス金属製造を使えば大幅に必要電力が小さくなるといわれていました*1。その後どうなったのでしょう。一部のチャンピオンデータを除くと民生用太陽電池発電効率が劇的に向上したようでもありません。果たして製造コスト*2は下がったのでしょうか。
風力発電も理想と程遠いところで頓挫していますし、エコエネルギーも簡単じゃないですな。
そんなときこそ大都市解体ですよ奥さん。過密都市を解体して複数の小都市にするだけで必要エネルギーは減りますよ。

*1:今考えるとその前に高純度バルク・シリコンの製造のほうが電気をくいそうですが

*2:つまり製造に要するエネルギー

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