なぜ電車の携帯電話は禁止されたか

さぁ、眠気防止にもういっちょ。id:v4641sgrさんのところの話題(id:v4641sgr:20050804)。
携帯電話は、早いうちに電車の中での通話が問題になり、禁止の方向に世の中が動きました。錦の御旗は「ペースメーカー」となっていますが、誰でも知っているように本当の理由はうるさいからです。車内トラブルも結構ありました。
なぜ、うるさいか。当時いろいろな「心理分析」が行われましたが本当の理由は簡単です。馬鹿だからです。
人間は環境雑音が大きな場所に置かれると大きな声で話します。そうしないと会話が成立しないからです。車内で電話をする人も同様に電車の走行雑音が大きくなると大きな声で話す傾向があります。しかし大脳皮質があるならばちょっと考えてわかるように、電話のマイクは口元にあります。うるさい車内でも小さな声で話せば相手に届くのです。
このように考えればわかることなのですが、周りの迷惑なぞ考えないような人間がそんなことに気を回すなどということがあろうはずもありません。勢い、電車の中では程度の低そうな奴が何人も、大声でくだらない話を延々と続けて周りの人をうんざりさせることが毎日繰り返されたのでした。
一部のふとときもののために他の人の権利が制限されるというのはたいてい批判されますが、こればっかりは特に都心部であまりにも多くの人がうんざりしたので支持されたというわけです。
「なぜ携帯だけが」という方もいらっしゃいますが、私ゃウォークマンだろうが口だろうがうるさいときには「うるさい」って言っています。逆にうるさいウォークマン*1や大声の会話もマナー違反として定着しないかなと思う毎日。

*1:これからはiPod

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