信用を信用することが出来るだろうか

リファをさかのぼってぶらぶらリンクをたどっていたところ、2005-07-02 - 登 大遊@筑波大学大学院コンピュータサイエンス専攻の SoftEther VPN 日記のコメント欄で面白いページへのリンクを発見しました
ACM Classic Books Series
これはUnix OS/C言語の開発者として知られるKen Thompson氏がチューリング賞を受賞したときの記念講演を基にした文章です。コンパイラ内部に仕掛けられたトロイの木馬に関する話で、要は他人の書いたプログラムは信用できないという話です*1
この文章は翻訳がACMチューリング賞講演集に「信用を信用することが出来るだろうか」として収録されていますが、残念ながら絶版です。この本にはホーア、ヴィルト、ダイクストラミンスキー、マッカーシークヌースといったそうそうたる面々*2の講演集が収録されておりお得です。図書館で見かけたら是非読んでみてください。

*1:これで思い出すのがFSFのStallmanで、彼はソースが公開されていないコードは信頼できないといったニュアンスの発言をしたことがあります 2001年武田賞受賞フォーラム開催FSFを推進している彼の衝動の一部を垣間見ることの出来る話

*2:そりゃそうだ、みんなチューリング賞受賞者なんだから

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