写真はアダプタのみを写したものです。下駄をひっくり返したような形をしており、下駄の歯の間に双眼鏡を収めます。この歯は平行を出すためのものです。右上の穴は7ミリ径で、木工ドリルで開けています。この穴にボルトを下から通してデジカメをとめます。
有名な話ですが傘の石突のネジ(の多く)とカメラの三脚ネジ穴はピッチが同じですので、傘にデジカメをつけて撮影することが出来ます。それはともかく両者ともインチネジなのでハンズのお姉さんに相談してボルトを選びました。つまみのところがノブスターです。M6用のものを買って穴を拡げ、頭を押し込んで使っています。
工作方法としては、あらかじめ板の上にデジカメと双眼鏡を並べて大体の位置関係を決めます。そして板の端にデジカメ用の穴を開けます。このとき、板の端とデジカメのボディの間で平行を出しやすいような位置がいいでしょう。いったんデジカメの穴が開いたらカメラをボルトで固定します。そうして双眼鏡を置いてカメラとの位置関係を慎重に調べながら、対物レンズ側の下駄の歯の位置を現物あわせで決めます。位置が決まったら接着剤で仮止めし、乾いたらドリルで穴を開けてネジで固定します。接眼レンズ側も同様に現物あわせで固定しました。

追記

裏側の三脚接続部について、id:Tpongさんに「安いクイックシューのボディ側をネジ留めしたらどうか」と提案を受けました。なるほど!調べてみるとクイックシューにもいろいろあり、欲しくなってしまいました(馬鹿)。
一番簡潔なのは例によって自作のようです。幸い我が家の三脚にはクイックシューがついています。このシューのカメラプレート側は台形の板ですのでかまぼこ板でも削ればそこそこのものが出来そうです。デジカメ用双眼鏡アダプタは総重量500g程度でモーメントも小さいので木製でも問題ありません。こっちの方向で考えて見ます。

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