チューリングテスト

ソフトを使って適当に書き上げた論文が学会にアクセプトされる事件経由、その通りの事件が発生したそうです。
「ついにチューリングテストを耐え抜いたプログラムが現れたか」
と、胸躍らせましたが、結構なでたらめソフトのようで(^^; MITの大学院生が作ったとのこと。(おお、Terry Winogradの再来か)などと軽いぬか喜びに浸ってしまいました。要はほとんど集金目的のコンファレンスの案内に嫌気がさした大学院生が、適当に論文を作るソフトを作って走らせ、生成した論文を送ったら受理されたという事件だそうです。ハリウッド映画なら最後に「実はネットで活動しているその大学院生こそAIだった」という落ちが待っているのですが、さすがにそれはないか*1
笑えるでたらめ論文作成ソフトに詳細がアリアンロケット。

追記

すでに廃刊になったbit誌に掲載されていた話

  1. Prologを使って論文からキーワードを抽出するプログラムを作る。
  2. Prologは入力と出力が可逆である
  3. そこでこのプログラムの出力にキーワードを与えると、入力から論文が得られる!

*1:数年前、チャットによく現れる高校生(中学生?)がPCの話題にしかついてこれなかったため、「これから君をチューリングテストにかける」とからかったことがあります。思い返すとかわいそうなことをしましたが、あれをいい意味でバネにしてもらいたいものです。

/* -----codeの行番号----- */