本日の電車の中。長距離列車で席を探すもほぼ満杯。隣の席に荷物を置いている若者が居たので声をかけました。
「失礼、ここあいていますか？」
「…」
聞き取れない。聞き取れないぞ若者よ。あいてます？あいてません？大きな声で返事しましょうね。幼稚園でも先生に習ったでしょ。
「あいてますか、どなたか居ますか？」
「だったら何」
「ここあいていますか？*1」
「だったら何」
「座りたいんですけど」
非常にめんどくさそうに荷物を動かす若者。すると私の後ろで怒りの声一閃。
「いいよ、嫌々譲ってもらうなら座りたくない！」
周囲に聞こえるように言い放つ家人。
「あ、そう。じゃ、悪いね」
若者置いてきぼりで別のいすを探しました。
いやー、すごく珍しい生き物でしたわ。短気な口なので普通若造にぞんざいな応答を返されると頭に血が上って強い態度に出るのですが、このときは不思議とまったく怒りの感情がわきません。これが「こちらの想像の斜め上を行く行動」ってやつですね。
なんか新種の生き物を見つけたような気分でした。家人が家に着いて「頭にこなかった？」とたずねますが、ホント、不思議です。
「でも会社の若い人に同じことされたら頭にくるでしょ（笑）」
「先に手がでるよ（怒）」*2
