いろいろ思い出した

高校時代、数学の某先生は「ここのこれ」と呼ばれていました。黒板にガンガン数式を書きながら「ここのこれをまとめて、ここのこれと置き換えると」と乱発するからです。私のいたクラスの先生ではありませんでしたが、ピンチヒッターでご降臨なさったときにせっかくだから何回言うか正の字書いてみました。一時間に50回強。「意外に少ない」というのが大方の意見。もちろん一般人からすると異常なかずですが。
昔、車を運転しているときに、先輩が「そこんとこまで行ったらあっち方に曲がればいいんだよ」と、ありがたい案内を後部座席からしてくれました。無視しました。
大学時代、友達に「右と左をどうやって定義するか」という問いを投げかけられました。遠い宇宙のかなたの宇宙人に説明する方法です。

  • 心臓のある方向、とは言えない。相手に心臓があるかすらわからない。
  • 太陽が昇る方向を基準にして…とも言えない。太陽が上ったり沈んだりしないかもしれない。
  • 地球ではないので有機物の鏡像体の片寄りも使えない。
  • 磁場のなかの電子の運動は、磁場の方向を恣意的に決めなければいけないので使えない。
  • パルサーの配列による位置・方角指定は異なる銀河に対して使えない。

というわけで、宇宙のどこでも再現できる何かの偏りがない限り、宇宙人とのあいだで右と左の話をすることは出来ないわけです。
さて、この話の落ちですが…忘れました(^^;。確か物理学の解説書にある種の粒子を生み出す作用の対称性に破れがあって、それをよりどころに右と左を定義できると書いてあったように思います。新版 自然界における左と右かなぁ。

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