Amazonとレーベルゲート

うまくまとめられるか自信がないまま書いています。
Sony等が推し進める音楽配信ビジネス、レーベルゲートは運営が難航しているようです。最近のてこ入れでレーベルゲート配下のMoraの取り扱い曲数が10万曲を超えたと発表されています。にもかかわらず盛り上がりはいまいち。
Moraにいくとわかりますが、品揃えが極端に売れ筋に偏っています。また、アーチストやアルバムの評もメーカー提供のもので、言ってみればマーケティング⇒商品供給という考え方で作られているビジネスです。
対してAmazonの音楽CDを見に行くと、よく知られているように利用者によるレビューが大量に掲載されています。たとえ「かつて」の歌手や曲であってもファンによる熱い、あるいは詳細なレビューが現在の視点でなされています。商品も原則として発売されたものがすべてリストされているようです。要するにその商品を取り扱うか否かについてAmazon側は判断せず、アルバム単位でコミュニティを形成させるよう計らうことで、小さな市場からも売り上げを上げる仕組みを作ろうとしています。さらにアフィリエイトを積極的に推進してWEB空間そのものを自社の販売網として活用している点はご存知のとおり。

  • 選択と集中のビジネスモデル
  • どんな小さな市場であっても、できる限り要望に応じるビジネスモデル

並べてみればうまくいくはずがないように見えるAmazonがうまくいっているのは、ネットと、なにより利用者を研究してビジネスを組んでいるからではないでしょうか。
投資家も放送局もパーソナリティも視聴者の方を見てない中から何が起きるのか、野次馬として楽しみにしています。

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