恒例の鳥人間コンテストですが、放送みてがっくりしました。こりゃ詐欺でしょう。あれだけあおっといて、「台風のため途中中止」って、あんた。
もともと昨年の琵琶湖大橋到達による強制着水からして競技開催側の予測能力の低さを露呈する事件だったわけですが、今回の大会は長距離飛行を狙う参加機が風にあおられてプラットホーム上で破損するなど、開いた口がふさがらない馬鹿馬鹿しさでした。台風が接近しているなら当然大会は中止すべきで、その判断ができない時点でもはや開催能力はありません。
ジェット機すら着陸できる広大な乾湖のあるアメリカでは機体を破損せずに着陸できます。毎回機体が全損する琵琶湖で開催するのは日本の国土を考えれば仕方のないことですが、それでも天候に関しては何らかの配慮があってしかるべきです。
MITが保有する世界記録*1は116Kmです。昨年35Km飛んだ日大は、いまやその記録を十分意識できる点にきていると思われますが、ここにきて最大の壁が琵琶湖でも風でもなく「主催者とテレビ局」とは泣けてきます。
聞いた話では参加者は交通費から滞在費まで全部自前とか。だったらばかげたハードルのある大会に出ずに自分たちで公式記録に挑戦したほうがはるかに可能性が開けます。いっそ十勝平野の市町村で誘致しちゃどうですか？
*1:またボストンかよ
