Museum of Science

「アメリカで唯一の科学博物館」とダック・ツアーのじっちゃんが胸を張って紹介した科学博物館に行ってきました。
建物は三階建てで、かつてロンドンで二日かけても見尽くせなかった科学博物館*1に比べるとこじんまりしています。またロンドンのそれは産業と科学だけに焦点を当てているのですが、こちらは科学の名の下に生物学や自然科学なども手広くやっています。
科学のすばらしさを何とか伝えようとする博物館の姿勢がよく現れており、その展示物を使って子供に楽しそうに解説するお父さんなどいて微笑ましかったです。また、半球状のドームを傾けてそこに全周画像を投影するコーナーがあり、人気でした。こちらも科学番組が得意なアメリカらしいすばらしい番組を楽しめました。
私の力では到底このすばらしさを紹介できないので、算数嫌いのうちの奥さんの言葉を紹介しておきます。
「数学と錯覚と鳥の展示がおもしろかった」
数学嫌いにここまで言わせればたいしたものでしょう。その他、マニアな人々のためにいくつか書いておくと

  • XeroxのALTO-1の実物が展示してあった。Alan Kayの功績などもパネルで説明してあった。
  • Whirlwindシステムが展示してあった
  • 数学者年表の横に高木貞次の名が記してあった
  • オムニ・シアターのオープニング・ナレーションはレナード・ニモイだった

*1:ロンドンの科学博物館は産業革命から花開いたIndustryを軸にしたすばらしい展示物と、その基盤となる科学の解説が圧倒的。バベッジの階差機関の完全動作レプリカもあるのでコンピュータ好きなら必見。隣接する自然史博物館とあわせて4日間フルに楽しめる。

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