「なにか便利なのかもよ」と思って用語集などを読んでみると初心者にはわけわかんないいつものパターン。OSの説明書などで「~~プログラム」の「プログラム」を省略するやつにはその時間を返せと言いたい。自分に関係ないとわかるまでが時間かかるのです。ここで漢字一文字なら文章も長くならないし・・・一文字が欲しい、欲しいよう。
これもう終わったのかなぁ。プログラミング用語の日本語訳というのは80年代までは一部の急進的国粋主義者*1によって推進されていたのですが、ゲイツとUnixによる文化帝国主義の前にあっけなく流されてしまった感があります。というより、おじいちゃん達退官したか…。一時は書籍でもよく見ました。カタカナを使っていないコンピュータの本を読んだこともあります。確かWirthによるModula-2版のコンパイラの教科書の訳書でした。
基本は「算」です。
- 算譜
- Program。
- 譜片
- Code Fragmentをこう呼んでいた気がする。コードの一部。
- 作譜
- Programming。
- 試譜
- Test Program。
- 算法
- Algorithm。
- 算料
- Data。「試料」はTest Data。
- 算帳
- File。
- 算程
- Process。
- 界面
- Interface。Man-Machine Interfarceは人間機械界面(人機界面?)
- 模塊
- Module。これは笑った。
- 算体
- Object, Entity。「算体主導作譜」はObject Oriented Programming.
- 算術
- Arithmetic。これは「論理」Logicalの対語として形容詞的によく使います。
若かりし頃、はねっかえりだった私は会社の技術資料に「譜1にその詳細を示す」などと書いていたものです。技術資料なんて誰も作ってなかったから出来た横暴でした*2。
今でもDon Knuthの名著"The Art of Computer Programming"の日本語訳の第一、二巻「基本算法」ASIN:4781903037ことが出来ます。