ボストンの北にある魔女狩りで有名なセーラムに行ってきました。セーラムはヨーロッパの狂乱に感染して陰惨な魔女狩りをやってしまったという歴史を持つ街ですが、町並みがきれいだということでもよく紹介されています。
さて、実際のセーラムの町並みは、きれいなことはきれいなのですが絶賛するほどかな、と疑問を感じていました。あちこちにがんがん車が通っていたり、俗な看板が目に付くからかもしれません。
俗といえば、魔女狩りはこの街にとってはすでに観光「アイテム」化しています。史実としての魔女狩りと一切関係ない占いだとかダンジョンだとかの観光「スポット」が町中に無数にあり、それが公式観光パンフレットに載っている始末です。まったく唐突にパキスタンが核実験を行ったときのニューズウィークの記事を思い出しました。
「核兵器以外に輸出できるものがない」
家人はハローウィンの頃にここを訪れたことがあるそうです。「紅葉がきれいでお祭りの雰囲気が楽しかったな」とのこと。ちなみにモールの上の駐車場は無料でした。シーズンオフなので金を取ることすらばかばかしいと考えているのかもしれません。
写真は作家ホーソンが住んでいたという七破風の家です。
