キーワードの削除システムが変わるようですが、使っている人が少ないというだけで消すようなシステムにはなってほしくないものです。
アンテナを作るという作業はかなりの肉体労働でした。なにしろ今回は偶然見つけた楽しいページを登録するのではなく、日本の外に住んでいる人の日記を血眼に探すという作業でしたので、かかる手間は結構な量です。本当に面白がっていたからいいものの、誰かにやれと言われたら絶対断っていたでしょう。登録数は80に達しましたが、「はてなの中の海外在住者は約百名」という推測がほぼ正しいのか、増え方は鈍っています。
さて、「はてな海外生活」は趣味や思想を一にするページの集まりではないのでなかみは本当にばらばらです。そういうわけで作成中はいろいろなことに触れることが出来たのですが、特に面白かったのははてな内部の小さなコミュニティの発見でした。
- 中国コミュニティ:いや、これは小さくないかも。
- Squeakコミュニティ:死語だと思ってました。すみません。
- 編み物コミュニティ:キーワード「編み物」はお袋の名にかけて私が死守します。
- 数学コミュニティ:読んでもわからない…
コミュニティというよりサロンでしょうか。ユーザー側には別にはてなの中にこだわる理由はないので外部との交流があるのは当然ですが、私自身はハテナの中にあるということを、はてな自身が強く意識して欲しいと感じます。
キーワードのカテゴリが
- 読書
- 音楽
- 映画
- ウェブ
- コンピュータ
- 動物
- アニメ
- 食
- スポーツ
- ゲーム
- マンガ
に限定されているのはユーザーの人口の偏りを反映しているだけだと思われます。が、はてなのシステム自身はむしろ極度に専門的な分野でこそいろいろ面白い展開が出来そうです。私個人のことを言えば、専門知識を持った方が一般向けに専門分野を紹介する文章が好きで好きでたまりません。どんな分野でも、精緻で明快な説明というのは読むものの喜びです。
専門といえば、数学関係のキーワードを次々登録されている方がいらっしゃるので、非常に興味を持っています。私も「級数」くらいは使いますのでたまにヒットするキーワードを覗く楽しみを持てそうです。ただ一つ注文を付ければ、専門的な記述と一般向けな記述の二重構造にしてもらえないかと思います。これはid:sou_okadaさんのid:sou_okada:20040407を読むとその方向に向かっているようなので今後が楽しみです。
まとまりのない文章になってしまいましたが、こういう小さなコミュニティが育ちつつあるということは、ぜひid:hatenadiaryに知っておいて欲しいものです。カテゴリが少なすぎるという問題は横においておくとしても、普通のユーザーが「級数?俺使わないから不要だろ」と、あっさり専門キーワードを葬るようなシステムにだけはして欲しくないものです。