オネーチャンはリスト処理の夢を見るか

私は技術畑なので本来接待とは無縁です。しかしすごーく小さな会社だと技術者とはいえ人気商売なので接待に付き合うこともあります。あるいは営業の「いきましょうよ〜」攻撃から逃げられないことがあります。そういうわけでキャバクラに行った事もあります*1
本来朴念仁なのでこういうところで楽しい会話をするというのはどうも苦手です。いや、若い女性と話すのは嫌いじゃないんですけど、キャバレーとかスナックとか金を払う方が金をもらう人を喜ばすというシステムがいまいち好きになれません。お前ら奉仕しろよ、と思うわけです*2
ところがあるとき、めちゃめちゃ会話が弾んだことがありました。連れて行ってもらったキャバクラで前に座った女性。
「はー、もう大変なんです」
と、アンニュイ*3な感じです。
「忙しいの?」
「明日レポート提出なんです」
「え?学生さん?」
これがうわさの「女学生もすなる水商売」というやつかと思ったのですが
「いえ〜、研究室のお手伝いなんです」
とのことでぬか喜び。しかし研究室のお手伝いでレポート提出するかぁ?
「へぇ、何の研究?」
「児童心理学なんですぅ」
「ふーん、ピアジェとかパパートとか?」
と、水を向けてみるといきなり目が覚めたような表情に。
「エー?何で知ってるんですか?ひょっとして児童心理学専攻?」
「いや、技術屋。パパートは昔LOGOが流行ったときに『マインド・ストーム』読んだよ」
「キャーっ何で何でぇ?何でLOGOとか知ってるんですかぁ?」
と、大胆に胸のところが開いた服でぴょんぴょんはねながら聞いてきます。周囲を取り残してプログラム言語の、それもリスト処理系言語で大盛り上がり大会。おじさんも若い頃はねぇ、プロ言*4マニアなどと名乗ったものさ。マイナーな言語が好きでねぇ。LispとかForthとかAPLとかSmalltalkとか…
「もう、ここの女の子達にどんなに大変か説明してもぜんっぜんわかってくれなくてぇ。こんな話したのお客さんがはじめてぇ!」
「あはは。俺もキャバクラでこんな話したの初めて。」
と、いったようなことがあったわけです。

某所で懐かしいパパートの名前を見たので思い出しました。そうかそうか、Squeakとかやってるとミニスカートからむっちりした脚が覗くお姉ちゃんとなかよくなれるんですね(違)。レベルの低い話題で申し訳ないのでリファは無し。

*1:オサワリなし

*2:お姉ちゃんを喜ばせて課金外の楽しい世界に行くのを目指すというのがこのゲームのルールらしい

*3:古い

*4:プログラム言語

/* -----codeの行番号----- */