もっとも、Segway HTが通り過ぎるたびに放置自転車のドミノ倒しが起こりそうな日本の歩道では、まかり間違って通行許可がおりたとしても、とても実用的な乗り物になりそうにない。日本の道路事情にあった乗り物――それはやはり、足で歩く“2足歩行ロボット”だろう。
歩くという機能には、こけそうになったときにとっさにそれを回避する能力が必要です。たとえばとっさにものをつかむとか。そこでロボット転倒三原則:
- ロボットは人間に害を与えてはならない
- ロボットは1に抵触しない範囲で、器物に害を与えてはならない
- ロボットは1,2に抵触しない範囲で、倒れないようにしなければならない
こういった原則でも作っておかない限り、「おっとっと」とか言いながら倒れるときに女性のスカートを握り締めるうれしい、もとい、とんでもないロボットが現れかねません。