近所にあるZathmaryはすっかり我が家のひいきになりました。テイクアウトの食べ物が充実しており、寿司、サラダ、ピザ、なんでもござれです。接客も言うことナシ。今日のレジのお姉さんなんか、少しはかないくらいの声ではにかみ笑顔で話しかけてくれます。あかん。篭絡されてるだけかも。
さて、もらってきたメニューが面白かったので寿司メニューを紹介します。訳をつけましたが、面白さが半減するようなので英語で読んでみて下さい。
- Kappa Maki
- English cucumber, rise, seaweed / イギリスきゅうり、シャリ、海苔
- Avocado maki
- Avocado, rice, seaweed / アボカド、シャリ、海苔
- Philly Maki*1
- Smoked salmon, cream cheese, cucumber / スモーク・サーモン、クリームチーズ、きゅうり
- Oshinko
- Pickled Daikon, radish, rice, seaweed / たくあん、大根、シャリ、海苔
- Avokyu Maki
- Avocado, cucumber, rice, seaweed (inside out) / アボカド、きゅうり、シャリ、海苔(裏巻き)*2
- Spicy Tuna Roll
- 説明ナシ
- Tekka Maki
- 説明ナシ
- Salmon Maki
- 説明ナシ
- Hamachi Maki
- Fresh raw yelowtail, scallion, rice, seaweed / 新鮮生ハマチ、ネギ、シャリ、海苔
- Boston Maki
- Fresh raw salmon, avocado, rice, seaweed (inside out) / 新鮮生サーモン、アボカド、シャリ、海苔(裏巻き)
- Unakyu Maki
- Eel, cucumber, rice, seaweed (inside out) / うなぎ、きゅうり、シャリ、海苔(裏巻き)
- Unagi Avocado
- Eel, cucumber, rice, seaweed (inside out) / うなぎ、きゅうり(おそらくアボカドの間違い)、シャリ、海苔(裏巻き)
- Salmon Skin Roll
- Cooked salmon skin, cucumber, scallion, rice, seaweed / サーモン皮焼き、きゅうり、ネギ、シャリ、海苔
- Snow Crab Maki
- Snow crab, cucumber, rice, seaweed / カニ、きゅうり、シャリ、海苔
- Futo Maki
- Tamago, eel, tobiko, carrot, shrimp, cucumber, rice, seaweed / 卵、うなぎ、とびっこ、にんじん、エビ、きゅうり、シャリ、海苔
- Snow Crab California Roll
- Snow crab, avocado, cucumber, rice, seaweed (inside out) / カニ、アボカド、きゅうり、シャリ、海苔(裏巻き)
- Spicy Hamachi Maki
- 説明ナシ
- Rainbow Roll
- Vegetable California roll with an assotment of fish on the outside / 野菜だけのカリフォルニア・ロールを魚でくるんだもの?
- Scorpion Roll
- Smoked eel, flying fish roe, avocado, shrimp on the outside / うなぎの蒲焼、とびっこ、アボカドの巻き寿司をエビでくるんだもの?
- Caterpillar Maki
- Smoked eel, cucumber, flying fish roe, avocado on the outside / うなぎの蒲焼、きゅうり、とびっこ巻きをアボカドでくるんだもの?
"On the outside"というのがわかりません。単に私の知識不足ですが家人は想像がつくといっています。とにかく、Scorpion Rollにはサソリは入っていないようです。
English CucamberとCucamberを分けているところはとりあえず拍手しておきます。DaikonとRadishは違うと聞いたことがありますが、ここでも分けてありますね。ただし、TobbikoとFlying Fish Roeは単なる表記の迷いだと思います。
これを書いている間に家人が調べたところによると、Sushiはもはや外国食品といえないほどアメリカで普及しているものの、日本本来のすしは敬遠されつつあるようです。増えつつあるのは裏巻き、派手な見掛けになるよう着色された食材、派手な味付け、派手なパフォーマンスのSushi Cheffで、渋い寿司職人は嫌われるとか。どちらかというとレストランというよりパーティーフード化が進むのでしょうか。
これを日本文化の歪曲と見るかどうかは人それぞれだと思います。私は「好きに食べさせておけばいいじゃん」という立場です。変な寿司が日本で猛威を振るわなければそれでいいです。
日本だってちょっと前までは甘ったるいカレーがレストランで出されていたわけですし、そもそもビーフカレーというインドではありえないものが市民権をえています。最近のカレーの発散を見て顔をしかめる人ってどのくらいいるのでしょうか。一方でインド人がやっているカレーの店も繁盛しています。むしろ以前より受け入れられているでしょう。
「日本人がやっているのは野球であってBaseballではない」なんてことがたまに自嘲気味に語られることがあります。アメリカ人が食べているのがSushiであって寿司ではないとしても、騒ぐことではないでしょう。10年位したらアメリカでも「オォ・ノー!俺たちが食べているのはSushiであって寿司ではないのか」などというムーブメントがおきるかもしれません。おきないかもしれませんが。なんにしてもまともな握りを出している店はちゃんとあります。
日本人が経営に参加していないSushiレストランでは衛生管理がなっていないため、たまによくない事件がおきるそうです。(非日系)アジア人経営の店で食中毒が起きたときに「やはりSushiは危険だ」といった論調が広がるのを危惧している人がいるそうです。特に日本食産業で働いている方はそうかもしれません。
そういうときこそ、胸を張って「上っ面だけまねたSushiしか食ってないお前らが寿司を語るなよ」と大きな声で笑うべきです。
話がそれましたがZathmaryのボストン巻きはおいしかったです。また食べよっと。