意外に早く土星がベランダ上空に姿をあらわしたので望遠鏡を向けました。33倍でも余裕で環と土星を分離できます。タイタンも観測できました。はやる心を押さえつつアイピース交換。
おー、110倍で見る土星は鈍い金色に輝いています。大気が揺れる一瞬にカッシーニの間隙も見ることができます。本体の縞も一本見えている気がします。衛星をHNSKYで確認すると(括弧内は等級):
- タイタン(8.2)は余裕で見えます
- その傍にあるはずのヒペリオン(14.1)はまったく見えません
- 土星の近傍にあるレア(9.6)はかろうじて見えました
- テシス(10.1)も見えたようなきがします
- ミマス(12.6)は見えるはずもなく、
- エンケラドゥス(11.6)もだめ
- ディオーネ(10.3)は悔しいことに見えません⇒かろうじて見えました
- ヤペタス(10.0)は見えました
と、言う結果です。ディオーネは再観測してようやく見えました。どうやらこの辺が限界のようです。102Sはアクロマートなので土星の周囲に光芒が生じます。それでもテシスやディオーネが見えるのですから良しとしましょう。