本日面接

面接に行ってきました。11時予約で10時半に大使館についたときには敷地の中にも外にも長蛇の列が。時間についてやたら細かいことを指定しておきながらこれかい!同じ頃着いて並んだ人は一様に不安げです。その前のほうはあきらめ顔。
さて、無言の反米ムード(笑)が高まった頃に現れたのはベージュのコートにスピーカーの若い女性。この方が道路の向こうから列に並ぶ人に対して行った反米アジテーションの第一声が
「えー、日本人の人もたくさんいるようなので日本語で話しますね」

…日本人の人…

普通演説といえば相手の心の中に入り込んだり怒りを高揚させるものですが、この女性は後者。しかも高揚するのはその女性への怒り。苦笑いするしかありません。速射砲のように甲高い声でスピーカーから繰り出される「日本人の人」「アメリカ人の人」「あなたたち」「あなた」「知ってますかぁ?」「わかってますかぁ?」「馬鹿小泉」「馬鹿」と、およそまっとうな教育、もとい、躾を受けたとは思えない言葉の数々。高飛車なしゃべりから繰り出される(あんたたち馬鹿ねぇ)と言わんばかりのオーラ。しかも「知ってますかぁ?」を繰り返すばかりでどこにも収束しない話。
彼女がキャンキャンわめいていたおかげで入門するまでの一時間、少なくとも私の頭の中から反米ムードは一掃されました。いやぁ、面白いもの見ましたわ。その後彼女がどうなったかですか?警察は近くから見ているだけでしたが、12時になると同時にきゃんきゃん声が消えたところを見ると、お腹が空いて帰ったようです。
この反米アジテーションの前にはかすんでしまいますが、アメリカ大使館における面接は2時間半並んだ後、1分で終るというお粗末な結果でした。

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