経緯台到着

注文していたHF経緯台が届きました。思いのほかがっちりしているのですが、作りが丁寧なことにも驚きました。普段、重厚な金属加工物を手にする機会が無いので、こういう分厚い鋳鉄を加工して作った製品を見ると、コロリとまいってしまいます。
赤道儀はコンピューターがついてなくても目盛り環を読むだけで肉眼で見えにくい天体を導入できる優れた機械です。が、いかんせん我が家の家屋事情では赤道儀を引っ張り出すことすら困難です。HF経緯台はバランス・ウエイトもなく軽量なためあらかじめ経緯台本体と三脚を組み立てておいて庭でさっと望遠鏡と組み合わせるという取りまわしのよさがあります。
がっちりした作りから10Kgくらいの望遠鏡は楽に装架できそうです。
さて、HF経緯台の汎用プレートはビクセンのカタログを見る限り双眼鏡にあわせたサイズのようで、望遠鏡の場合重心が上になりすぎることを心配していました。しかし、届けられた汎用プレートは高度軸からプレート面までの高さが可変になっており、問題なく使えることがわかりました。もっとも伸ばしたときにここは82mmになります。望遠鏡の光軸は高度軸よりやや上になってしまいますが、多分大丈夫でしょう。
汎用プレートと望遠鏡の間はビクセンメスアリ金具で固定するのですが、これには固定ノブが汎用プレートにぶつかるためネジ留めできないという有名な問題があります。そこで間に板をかませて対策を打たなければなりません。木の板でも使って自作するつもりです。適当なボルトを入手できるかどうかが問題です。

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