垂れ流しと言われても仕方ない NHK

大阪で起きた拳銃強盗・傷害の容疑者が確保されました。

確保のニュースそのものは喜ばしかったのですが、その際のNHKテレビの報道の仕方は、

「またか」

と思うほど程度の低いものでした。

速報でもあり、アナウンサーは同じ原稿を繰り返し読んでいたのですが、その間テレビの画面では、髭面の容疑者のズームアップと、パンという大変間抜けな画面がエンドレス状態で放送されていたのです。テレビ関係者の質の低下が民法だけではなくNHKに及んでいることは周知のとおりですが、これには心底閉口して別のチャンネルに切り替えました。

そもそも、容疑者確保のニュースは速報ではありますが、緊急度としては低いものです。

例えば

「街を拳銃を持った強盗の容疑者が歩いています。外出しないでください」

は緊急度の高いニュースです。知らないで街に出れば犯罪に巻き込まれるかもしれません。しかし

「容疑者が確保されました」

は、緊急度の低いニュースです。知らないで家にこもっていても安全です。

容疑者確保のニュースは速報として流せば十分であり、流し続けたいならニュース番組の中のL字枠にでも入れておけば済むものです。NHKがこのニュースの緊急度を正しく認識できていない点でため息が出ます。

そして映像です。一体何年テレビ放送をやっているのでしょうか。容疑者の身柄を確保した段階で、その顔に市民が注意する必要はなくなっています。濁った目の髭面を延々見せる必要はないのです。挙句の果てにズームだのパンだの、もはや中学生程度の能力すら疑わしいとしかいいようがありません。

テレビがHD化されてから、

「人間の顔をアップで移すことが本当に妥当なのか」

は、何度も問題提起されたはずですが、HD化されて10年経ってなお、このようなことを行うNHKにうんざりした次第です。