銭衝さんがツイッターで「弁当を使う」という用法についてつぶやいていらっしゃいました。
このあと、何人かの方が「弁当を使う」という用法についてコメントを交えています。仕事先で「お弁当をつかう」と言ったら、同年代の方から「何それ?」と言われました。日本語の先生からも「方言ですか?」と。そうか……私も自分で使うことはほとんどないんだけど、周囲からすっかりお年寄り扱いされて、ちょっと納得いかないなあ。
— 徳久圭 (@QianChong) 2016年9月14日
私自身はこの言葉を使ったことがありません。多少怪訝に感じながら、辞書を引いてみたところ、ちゃんとありました。三省堂の新明解国語辞典です。
どうやら「使う」には「特定の用途に用いる」という多少婉曲的な用法があるようです。例として挙がっていたのは「弁当を使う」「湯を使う」。なるほど、「湯を使う」なら使ったことがあります。
ひょっとすると「文字ことば」や「女中言葉」のように直截な表現を避けるための用法なのかも知れません。