民放によるPanasonic TVの広告排除に関するメモ

もとになったニュースはこれ

テレビの電源を入れると、放送番組とインターネットのサイトなどが画面に一緒に表示されるのは、関係業界で定めた技術ルールに違反するとして、民放各局がパナソニック新型テレビのCM放映を拒否していることが6日、分かった

民放各局が主張しているのは

  • 業界ルール違反
  • このルールは技術ルール

といったことのようです。
調べてみたところ、どうやらARIB(電波産業会)ののルールのようです。具体的には技術資料のなかのARIB TR-B14 5.1版(第一分冊)(1/2)の9.3節「放送番組及びコンテンツ一意性の確保」にある以下の記述が根拠のようです。

放送番組及びコンテンツの提示中に、それと全く関係がないコンテンツ等を意図的に混合、または混在提示しないこと。例えば、提示中の放送番組の表示にその番組と全く関係が無いコンテンツや告知、広告を混合提示し、意図的にそのコンテンツや告知、広告が放送番組と一体であるかの様な誤解を視聴者に与える提示を行う機能がこれにあたり、テレビ放送画面とインターネットのブラウザ画面が一体であるかのように視聴者に誤解させるような機能を装備することなどを指す。

この文書の立ち位置としては、規格ではなく技術資料であることが重要でしょう。技術資料であるため、運用互換性のある放送事業およびTV受像器を作る上で必読文書です。一方で、運用互換性以外については規格でない以上、従う必要はありません。
上記9.3節に関しては冒頭にこうあります。

放送番組及びコンテンツの全体としての一意性確保の為、受信機は以下の事項を守る事が望ましい。また受信機が蓄積機能を持つ場合、また外部の記録機をコントロールする機能を持つ場合も、以下の事項を守る事が望ましい。

まとめると、以下の通りです。ただし、今のところの「私の理解」という注釈がつきます。

  • 民放各社が言う「ルール」はARIB TR-B14
  • 規格ではないので、メーカーが守る義務はない
  • 当該ルールは「守ることが望ましい」というノート程度の記述
  • 記述を読む限り、視聴者が同一コンテンツとして誤解しないのなら、同じ画面に表示しても問題ない

というわけで、私としてはPanasonic支持です。