AVアンプを買った

ちょっと臨時の収入がありまして、懸案だったAVアンプを購入しました。

そもそも低音が出ていない

最近のTVは、サムスンの売り場戦術に引きずられて世界的に薄さと額の狭さを追求しています。そりゃたしかにかっこいいしおしゃれではあるのですが、TVという機械が絵と音を伝える機械であることを考えると、この傾向はかなり深刻です。なぜなら、スピーカーという装置には容積が必要だからです。
私の世代が子供の頃に大革新が起きて以来、テレビ放送はステレオ音声を放送しています。そして、ほとんどのテレビにはステレオスピーカーが付いています。では、どこにスピーカーが付いているかご存じでしょうか。いざそう聞かれると、たいていの人は自分の家のスピーカーがどこにどんな風に付いているのか答えられないと思います。ちなみに我が家のTVでは、後ろ向きに付いています。
仮に後ろに付いていないとしても、たいていのテレビではスピーカーが下向きに付いています。そして薄型狭額TVでは、信じられないほど小さなスピーカーが、恐ろしく小さな「エンクロージャー」に納められています。いい音などするはずもありません。そして、そもそも低音が出ません。
ぶっちゃけ、我が家のTVだとホルンもベースも聞こえないんですわ(笑)
そういうわけで外部スピーカーをと考えるのですが、テレビに外部スピーカーを接続する方法を考えると結局AVアンプになってしまいます。AVアンプはここ5年くらいでいろいろな技術革新が一段落したこともあって、高性能低価格化が進んでいます。そもそもAVアンプって何、って方が多いとは思いますが、まぁ、ビデオ切り替え機とオーディオアンプが一体化したものと考えるとそれほど遠くありません。本当はサラウンドとかをやると楽しいのですが、我が家のようにテレビを置いている部屋が四畳半だと、スピーカーはステレオにせざるを得ません。

薄型がほしい

さて、機種選定に当たっては薄さ中心で進めました。本来AVアンプというと小型のものでも高さが15cmくらいありますが、我が家の古いテレビラックの余剰サイズを測定したところ、高さ15cmではきつきつであることが判明しました。仮にもオーディオアンプ内蔵の機器です。隙間のないところに押し込めば熱であっさり壊れてしまいます。
そんなこんなで、マランツNR1603を購入しました。メーカー希望小売価格は8万4千円ですが、ちょうど型落ち時期で半値以下で購入できました。メーカーには申し訳ない気もします。
組み合わせたのはONKYOのブックシェフルスピーカーD-55EXです。
また、AVアンプはDLNAレンダラー機能を持っているため、PCやAndroid端末、iPhoneから音楽を飛ばして聴くこともできます。

結果

ということで、音は飛躍的によくなりました。
そもそも比較すること自体がマランツに失礼ですが、テレビの内蔵スピーカーに比べると圧倒的に音がよくなっています。元々聞こえていなかった低音がちゃんと聞こえるだけでも大躍進な上に、後ろ向きに出ていた音が前向きにきちんとしたスピーカーから出ているのですから、いい音になるのは当たり前です。
手元にイーストウッドのBDが数枚あるので今度見てみます。

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