s → jω

ある人から「伝達関数から周波数特性がわかるなんてすごい!」とメールが送られてきました。それで学生の頃を思い出しました。
大学1年か2年の頃ですが、ラプラス変換に填っていたことがあります。微分方程式が大の苦手だった私にとって、代数方程式を解けば微分方程式の解が得られるラプラス変換は福音でした。何しろ簡単な計算で線形システムを解析できますから楽しくないはずがありません。
そんなある日、度々このブログでも紹介しているMに、こんなことを言いました。
「おい、伝達関数のsをjωに置き換えたら周波数特性がわかるち、すごくないか」
しかし、すかさずMが切り返します。
「そんなもん、ラプラス変換フーリエ変換カーネルがsとjω以外同じなんやからあたりまえやろうが」
いちいち暗記しないと理解出来ない学生と、数式から理詰めで理解していた学生の差を見せつけられた瞬間でした。もう四半世紀以上前の話です。
そんなMは、名前を聞けば誰でも知っている超大手企業の研究所で研究者をしつつ、ツイッターで日夜「おっぱい」やネタサイトについて熱く語る毎日を過ごしています。

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