首都圏はどうなる

先日あんな事を書いたものの、私自身は首都圏から動く予定はない。絶対と言い切る気もないが、一度根を張ってしまうと、動くのに必要なエネルギーを想像するだけでうんざりする。
首都圏はどうなるのだろうか。
多くの外資系企業が次々にに東京から逃げ出しているのをみてびくびくしている人がいる。隣の人に倣って動く日本人らしい行動である。そんなに外国人が気になるなら、アメリカやフランスと一緒にリビアを攻撃したらいい。かつて戦国時代、負け戦のあとに日本から脱出した侍達はフィリピンだかインドネシアでオランダに雇われ、世界最高の傭兵と賞賛されたと聞く。
外資系企業にとって、東京オフィスなど、田舎の営業所に過ぎない。基幹サービスのサーバーなど日本の外にあるし、日本にあるとしても外国にちゃんとリプリケートしている。リモート・オフィス、ホーム・オフィスもできるのだから、田舎の営業所の稼働率が悪いなら、別の田舎に移すだけである。
その動きに吊られて首都圏から「脱出」する人も多いのかもしれない。どうなるかはミモノと言える。どれだけ脱出するかは横に置くとしても、今後首都圏の景気が悪くなるのは間違い無いと思う。私が上京した頃、京浜東北線にはエアコンが入っていなかったし、東京の地下鉄も蒸し風呂同然だった。この夏はかなりそれに近くなるだろう。馬鹿みたいに冷やすビルが無くなって快適になる面もあるだろうが、東京の快適さが失われるのは事実だ。
どのくらいの人が東京を離れるのだろう。1/3くらいだろうか。本来、私のような田舎からの上京組は首都圏にしがみつく理由は希薄だ。バタバタと会社がつぶれ、職安に並ぶ列が長くなるばかりになったとき、首都圏はどうなるのだろうか。
ここで一つ、私らしくない脳天気な予想をしてみたい。
泡沫企業時代が来るのではないだろうか。
東京は魅力的な町だ。インフラが整い、逃げ出しかけている外国人もいるとはいうものの、多くの国から人々が集まって文化的な多彩さもある。いろいろな国の飯が食える。
ただ、一方でこの国の息苦しさの象徴みたいな面もある。多くの階層やカテゴリが隙間無く並び、それらは既存の人や企業にしめられている。
それが変わるのだ。ざるの中のビー玉を揺するように何もかもが変わる。既存の階級やシステムがひっくり返る。チャンスがないと嘆いていた人の前にチャンスが転がってくる。地価が下がり、ラッシュが緩和された東京には、きっとチャンスを成功に変える肥沃な大地が広がるだろう。多くの人が去っても、この土地には教育レベルの高い人がたくさんいる。
東京は若い人が全国から集まり、一旗揚げようと汗水垂らして働く都市になるのではないだろうか。そんなことを今日考えた。