今回の被災から学んだこと

昨日の大地震の際、詳しくは書けませんが栃木県にいました。その後苦労して帰宅したのですが被災時に考えたことを羅列しておきます。

電話よりWAN

一次避難所では多くの人がPHSで電話を試みましたが、当然のようにつながりません。携帯電話を持っていた人はそれも試みましたがかかりませんでした。これは予想通りでした。
一方で、e-mobileは私が地区では何の問題もなくつながり、最初の地震から15分か20分で情報が入り始めました。その時点でようやく私はこれが単なる地震ではなくプレート型の大規模地震だと思い当たりました。

メールとSKYPEは生きていた

今回、首都の被害が軽微だったためかなり広い範囲でネットが生きていたのではないかと思います。私がそのときいた場所では、建物の壁が壊れて2階からの床を突き破って落ちてきていたりとかなりの被害でしたが、とにかく近隣のe-mobile基地局は生きていました。
最初に試みたのは会社のメールサーバーへのアクセスで、日本オフィスに対して自分と同行者の無事を同報、続いて上司にSKYPEのメッセージで、私と同行者の自宅へ連絡が可能ならやってくれるよう頼みました。同行者の自宅へは伝言を残せたものの、私の自宅は無理とのこと。

ネットの頑健性はすばらしい

当然壊滅的打撃を食らえばどうしようもないのですが、利用者が少ないからでしょうか、当該地域ではe-mobileは圧倒的な接続性を見せました。一部の人が災害用のラジオをどこからか持ってきたことをのぞくと、私と同僚のPCは断続的ではありましたが周囲の人々に一番新しい情報を供給していました。

SKYPEを使えるPCが必要

会社支給のPCはマイクを内蔵しておらず、いざというときに大変困りました。ただ、同僚のポータブル・マイクを接続しても通話はかなり困難でした。周囲の騒音レベルが高くて、PC内蔵スピーカーではほとんど聞き取れません。
一方、SKYPEをインストールしていないPCへも、その場で簡単にダウンロードできました。SKYPEはいざというときの連絡手段として、非常に有用です。家内は使っていなかったのですが、メールでインストールを勧めたらすぐにインストールしてチャット可能になりました。

バッテリーライフ

当然のようにバッテリーライフがすべての行動の時間ファクターを縛りました。今春はバッテリーライフが著しく改善された機械がリリースされています。そう言ったもののほうがいざというとき便利です。

まとめ

まだ一晩経過しただけですが、これまで考えたのは

  • PCはバッテリーライフが長いものがいい
  • ヘッドセットは持っていた方がいい
  • e-mobileは常に接続できた

といったことでしょうか。スマートフォンを持っている人は、緊急用としてポータブルWiFiルーターSKYPEをインストールすると万全かもしれません。

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