店長のブログで読みたいこと

芸能人のおっかけ、ストーカーってのは聞きますが、焼き鳥屋の店長の追っかけってのは寡聞にして聞きません。いやまぁ、私がやってますが。
上京して最初に住んだ町でよく行っていた店がチェーン店でした。残業して11時過ぎくらいに顔をだすと、既に店もピークを過ぎ、カウンターの内側では片付けがそれとなく始まっています。残っている客の半分くらいは常連で、いつの間にか仲良くなった同士あいさつを交わして、なんて時期が私にもありました。残業ばかり積み重なり、一方で自分の力量のなさにに絶望して小さな鉢の中の金魚のようにアップアップしていた時期です。
ピークが過ぎて余裕が出てくると、店長はよく客と話をしていました。人懐っこい笑みの人で、話し好きです。そういうところが気に入って通っている客もいました。後で聞いた話では、チェーン店で店長を育てた数が当時一番だったとか。
で、そんなことがあるのかと驚いたのは「店を変わります」という話を聞いたときでした。何のための転勤なのか分からないのですが、とにかく店長は同じチェーンの違う店へと変わりました。私の方も引越しなどがあり、途中その最初の店の副店長だった人の店に通ったりした時期もありますが、今でも店長の店に通ってます。
なんでって、顔なじみだから。
その店長がまた店を変わりました。一体このチェーンは何を考えているのかと愚痴りながら、先日新しい店に顔を出してきました。友達のSと二人でわいわい、首相の悪口だの、今後日本はどうあるべきかとか、森見を読むがいいとか、いかにも飲み屋的な会話を楽しんできました。
少し店の規模が小さくなって、すきを見ながら店長と話が出きるよう担ったのはナイス。
さて、この店長、ブログを書くかもしれないと以前言っていました。ご時世なんですねぇ。PCなんて分からないと公言してはばからず、検索も娘さんに任せている方なのに。ちなみにこの娘さん、乳飲み子のときに腕に抱いてあやしたこともあります。時間が経つのは早いです。
さて、「何を書いたらいいんですかねぇ」などと雑談まじりに聞かれたので、その時はなしたことをいくつか。

やってはいけないことがある

これが最初ですね。
客の悪口を言わない。鉄則です。そもそも読んで気持ちのいいものじゃない。
まぁ、私も悪口は書きますが、店のブログである以上、実名です。店の看板背負ってます。こっちに非がなくても炎上するときはしますし、感じ悪いと思ったら人は来ません。ですから、本人にバレないと思っても客の悪口はいけません。

大人の対応が必要

客商売で実名である以上、あれこれからんでくる奴は必ずいます。揚げ足取りとか。
本当に問題があるなら誠実に対処しなければなりませんが、そうでないなら「貴重なご意見ありがとうございます」くらいでかわす余裕が必要です。
ブログである以上、全員のコメントに返す必要はないですし、もめてもはたから見ていれば、どちらがおかしいことを言っているかは、大抵はっきりわかります。
よほど狂ったことならコメントを消すのもアリですが、自分に都合の悪い意見を次々に消しているような印象を与えると却って揉めます。
大人の対応が必要です。

宣伝はいやがられるが、店長日記は大抵オーケー

無料ブログサービスには宣伝を禁止しているところもあります。しかし、そんなところも店長日記までは禁止していません。だからあからさまな宣伝はしないこと。そもそも読む方も宣伝だけなら読まなくなります。
普段の日記の中にイベント告知をはさむくらいなら誰も目くじらを立てません。

居酒屋って日本に何件あるか

これ、多分ブログを書くときに一番ポイントになるところです。仮に3万件だとすると、意居酒屋の店長は日本に四千人に一人しかいません。3シグマの外。多分東大卒より少ない。そういう人が何を見聞きして、何を考えているかはとても興味のあることです。
最近聞かされたのは「お客さんの顔つきを見て味を変えている」という話です。「肉体労働だと思ったら塩味を濃く、そうでないと思ったら薄味にする」。なるほどねぇと思いました。料亭じゃないんだから。
そういった、やっている人たちしか知らない、あるいはやっている人たち以外には意味のない話を読めると楽しいですね。
ところで、店長本当にブログ書くのかな。