書籍の原稿の再配布

monamour555さんの記事。中国から書籍を買うとお金がかかるので原稿送ってくれっていう依頼が来る話。

でも,おぼろげな記憶が正しければ,契約上は,CQ出版に譲渡しているのは出版権のみで,筆者には割と権利が残されている*1はず.しかし,確認をするのも面倒だ.いいの,私はグダグダな契約が好きなニッポンジンなんだもーん.

昔漫画の原稿所有権は作者にあるので、掲載雑誌と違う出版社だろうがどこだろうが、漫画家が望んだところでコミックを出版できると聞いたことがあります。ま、その話を書いた漫画家の契約がそうだったってことだと思いますが。
それにしても、

TOPPERSは無料ってこともあり,ITRON系の開発が(主に人件費の問題で)アジアにシフトしているので,中国圏では割と人気があるという話は聞いている.

自称組み込み王国日本もいよいよ終わりかな……とか思うのは私が筋金入りの悲観論者だからでしょうか。TOPPERSプロジェクトが海外へと拡大していくのなら、カーネル開発にコミットしていた企業も引き続き仕事を続けられそうですが、海外へシフトする場合、何が起きるのでしょう。
ところで、

まあ,気持ちはわかる.TOPPERSって,会長含め,開発者が揃いも揃って優秀なプログラマなので,噛み砕いてレベル下げて説明してくれないんだよね.

すんげーわかります(w
名古屋大学の研究会に出席したことが一度だけありますが、その時に「あ、名古屋に住んで昼間っからガンガン電話かけられる立場じゃないと、俺には無理だ」と思ったのを覚えています。特にCPU依存部の移植関係のノウハウが悲しくなるほど文書化されていないですし、何よりがちがちの伽藍方式です。口伝で知識を受け取れない立場だと厳しいなと感じました。アプリ開発はそこまで厳しくはないものの、やっぱりフレンドリーにはほど遠い期間が長かったですね。
総合すると、そのときのインパクトがASPカーネルの移植をあきらめた一番大きな要因になっています。関心はあるのですが。そしてなにより、JSPカーネルのCPU依存部を移植出来たこと自体、自分には奇跡的な出来事だった気がします。