大田出版の「超クソゲー」に、コナミが「ときめきメモリアル」を発売した後、コアですれたゲーマーたちが次々とNifty Serveから消息を絶っていく様が克明に描かれています。
- 作者: 阿部広樹,箭本進一
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 1998/03
- メディア: 単行本
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で、最近話題のラブプラス。表紙がギャルゲーぽくないので、Amazonで紹介しやすいな。
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2009/09/03
- メディア: Video Game
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有り体に言えば、女の子が「たまごっち」でたどった道です。が、ネット上の各方面に浮上しているコメントは中々すさまじいです*1。これが通勤中のキラーコンテンツ化すると、衰退しつつある漫画雑誌に深刻なダメージを与えるかもしれません。
ゲームに没入したまま帰ってこなくなるって話はストーリーとしてそれほど珍しくないです。「ハンター×ハンター」はグリードアイランド編、「ナツノクモ」は全編そのテーマです。
- 作者: 篠房六郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: コミック
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HUNTER X HUNTER 1 (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/06/04
- メディア: コミック
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仮想アイドルを現実世界に引っ張り出して「XXは俺の嫁」って言った例だとこの話が古典的です。
- 作者: ウィリアムギブスン,William Gibson,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/05
- メディア: 文庫
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- 作者: アーサー C.クラーク,平井イサク
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1980/08
- メディア: 文庫
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DSの破壊は免れましたがソフトは取り上げられました。
彼女がマジで怒るほど、増田氏が(自分で意識しない間に)のめりこんでいたのなら、「ラブプラス」は本物なのかもしれません。本物の女の子大好きな諸氏におかれましては、「彼氏が『ラブプラス』にはまりつつある女の子」が狙い目ですよ。
追記
会社に来る前にあわてて書いたってのもありますが、なんか未消化なエントリですね。
「ラブプラス」は、実生活での移動時間まで含めてプレイヤーのすべての時間を消費し続けるゲームになるのでしょうか。24時間ずっとある女の子のことだけを考える。というのは恋に他ならないのですが、その相手がゲーム機とはいえずっと一緒にいるなら、これはもう仮想じゃなくて恋人です。ウィリアム・ギブソンの「あいどる」の世界です。来ちゃったよ、サイバーパンク。
あちこちのレビューや解説を見ると、ゲームを一歩抜け出て本当に人格として認識されているだけではなく、そばにいる人格として成立しているのかもしれません。仮にこのゲームがそこまで到達していないとしても、指示した方向性は注目に値します。
ギャルゲーの世界とは、プレイヤーがキャラクターに「チューリングテストを突破してほしい」と願う共同幻想だと思われます。「ラブプラス」はアプローチしてクリアするという枠組みではなく、付き合い始めてからの時間の流れをともにするという意味で、一層人格的な身近さを構築できるかもしれません。一般的なゲームと違う耽溺性を築き上げる可能性があります*2。
仮にこのゲームが指し示す方向性が寝食労学まで含めた時間の奪取であるのなら、「悪い女に捕まって身を持ち崩すプレイヤー」が大量に生まれる未来が来るでしょうか。来るかもしれません。その効果は麻薬と同じです。とすると、ゲームを発売する前に安全性を厚生労働省がチェックしたり、あるいは特定ゲームを所持しているだけで逮捕される日が来るのでしょう。