高速道路無料化は長距離バスを殺すか?

私は北九州市出身で、横浜在住です。最近肉親が入院したため比較的足しげく北九州の親を訪ねるようになりました。羽田から福岡空港まで飛んで、高速バスで北九州に向かいます。
この高速バス、だいたい1時間くらいです。運行頻度もそこそこ、たいてい隣の席が開いた状態ですので快適です。が、7月の帰省の際、北九州から福岡空港へ行くバスの中でちょっとした事件がありました。

普段渋滞のない場所での渋滞

バスの中で、
「あの、あとどのくらいで着くでしょうか」
と、知らない若い女性から声をかけられました。私が携帯電話でgoogle mapをチェックしていたのを後ろから見かけたからでしょう。なぜ私がgoogle mapをチェックしていたかというと、珍しく道路が大混雑していたからです。
車は流れたり流れなかったりを繰り返していました。空港まで10km以上。本来なら到着している時間です。いつも使う時間のバスですがこれまで混雑した覚えがありません。
「ちょっとわからないですね。今動いているスピードなら20-30分くらいでしょう」
止まっている間に運転手に聞くことを勧めましたが、ちょうど走り始めたところなのでその方は聞くチャンスを失ってしまいました。聞けば一日一便しか飛ばない飛行機とのこと。離陸は40分後。
結局ターミナルへは離陸20分前に到着、バスから飛び出して行きましたが、間に合ったかどうか。間に合ったでしょうね。私はいつも無駄に余裕をもって出かけるので、特にあわてる必要はありませんでした。

土曜日は高速道路が安い

あとから気がついたのですが、土曜日なので高速道路が安いのですね。それで人々が殺到して混雑したのでしょう。博多に向かう道が混んでいた理由はよくわかりませんし、それが狙いで安くしたのかどうか首をひねる面もありますが、まあいいや。
なんとなく、高速バスは飛行機に向かう手段としては危険な場合が増えたなと感じた出来事でした。慎重に休みの日を避けなければなりません。もし、完全無料化されるのなら、空港へ向かう手段としての高速バスは死ぬんじゃないかと思います。

料金は本来流量で決めるべき

高速道路の料金ってのは、混雑具合に比例して設定すべきだと思うんですよ。同じ距離でも混む地域、混む時間なら高くすべきです。その辺はキャベツの値段と同じです。需要が供給を上回れば値段は高くなる。
経済活性化なんていいますけど、活性化が目的なら常に高速道路が効率的に流れているようにすべきです。だって日本の経済は自動車運輸に強く依存しているんですから。マイカーでノホホンと遊びに行く人々が高速道路を機能不全にしてしまうような政策の、何が活性化かって話です。
車が多すぎれば高く、少なすぎれば安く。当たり前のことだと思うんですけどね。