舵取りを間違えるとカード会社がつぶれる可能性だってある

不思議なくらいネット側の反応が鈍いこのニュース。

リンククラブ」という名称で、ホームページを作りたい利用者にサーバーを貸し出すサービスなどを提供しているネット関連企業「カイクリエイツ」(東京都)が昨年末、「情報管理などを強化するシステム費に充てる」という理由で、事前の連絡を十分にしないまま利用者約2万人の口座から、それぞれ1万円を引き落としていたことがわかった。

約款に「予告無く契約内容を変えることがあります」と書いているのは、それほど珍しくありません。椅子の座面にある小さな突起のようにいつも気になる一文ですが、このリンククラブというサービスプロバイダがやったことは、契約の変更等という甘っちょろいモノではありません。業務拡張のための投資資金を、顧客のカードから無断で引き落としています。こんなでたらめ聞いたことありません。
年末の12/29という絶妙な日に狙い澄ましたように引き落としており、引き落とされたことに気づいた人がいたとしても対応出来ませんでした。このまま夜逃げじゃないかという見方も出ています。夜逃げでしょうね。
さて、問題はカードから引き落とされた場合。カードから不正に引き落とされたお金は、カード会社が補償する契約になっています。しかし、よくある話ですが電話窓口では渋っているという声も聞こえます*1。もし仮に、仮にですが、これが夜逃げではなく、しかもカード会社が「これは契約変更みたいなモノだから」ということで補償を断るような事態になった場合、まっとうな神経の人は二度と買い物にカードを使わなくなるでしょう。
なにしろ、現代ではカード番号を預けるサービスが山のようにあります。私自身について考えても、インターネット接続プロバイダ、航空会社、オークション、ネットショッピング、ネットサービス、といくつものカテゴリでカードを使っており、それもカテゴリあたり複数社で使っています。これらの会社が増資のための金を「お客様の安全のために」等と言って巻き上げ始めたらと思うと背筋が寒くなります。一方でこんなニュースも。もう、逃げられないかもしれません。

実質的にはカードの口座番号を無視することができる。 自動継続手数料は、口座番号が変わらなかった場合と同様に回収できる。

たとえカード会社がこの件で補償したとしても、カードを使うのは控えようかと考えるニュースです。

*1:ソースが2chなので確証はない