CDの「音質」

Meinekoさんの反応。おもしろい話になってきました。ジッターではなくリッピングの話ですね。波形がどうであろうとディジタル化によって波形情報が失われる以上、クロック周波数を整えてエラーレートが同じなら音は同じでしょうという意見。

わたしは、専門家で無いので、具体的な波形とか見たことが無いのですが、実際にピックアップ回路が吐き出す電圧だか電流ってのは、どうせ結構なまっていたり、ノイズも載ったりするのでしょう?そこからきれいな矩形データに直せるところが、デジタルの強みだと思います。

まったくその通りです。波形のなまりやエッジ位置の揺らぎ、ピックアップのS/N比はディジタル化するときにエラーレートに影響を与えます。しかし、それを切り落とすためにエラー訂正があるのはご存じの通り。さて、ここで重要な話。Meinekoさんはそこにオカルトの入る余地はないとおっしゃっていますが。
書き込みの時のエッジの揺らぎに傾向があるのなら、それはピックアップのアナログ系にその傾向に応じた影響を与えるわけで、さらにはアナログ系の組み方によってエラー訂正にある種の傾向が付く可能性があります。これは二段構えの話になっていまして:

  • ピックアップ回路の揺らぎは書き込み方式によって傾向が変わる可能性がある。
  • ピックアップ回路のばらつきは設計によってことなる。

これらのことから書き込み方式やピックアップ回路の設計が音質に影響を与える可能性があります。理論上は。上に書いたようなことをはっきりと言っているマニアが居るかどうかは知りませんが、たいていはよく似た話を言い切っています。で、当然ですが技術者としては確率論として「ありうる」か「あり得ない」かを問われれば、あり得るわけです。どっかで聞いた話だと思いませんか?ガウス分布をとる現象には、すべてオカルトが入り込む余地があります。
ただし突き詰めていけば、リッピング時にC1/C2を0に出来れば上の話は全部チャラに出来ます。それについては疑念の余地はありません。
自作CDプレイヤーにエラー率表示をした人を見かけたことがあります。正しいアプローチだと思いました。