香川が水不足なんて信じられない

と、書くと不謹慎かな。香川県のみなさん、すみません。でも、こういったニュースは今いち唐突に感じます。

“四国の水がめ”、早明浦ダム高知県)の利水容量が31日午前10時、ゼロになった。四国4県や四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は、ダムに残っている発電用水を水道用水に転用する緊急放流を始めた。

なぜかと言うと、私はこれでも香川の水をちょいちょい見ているのです。タイトルにKAGAWaterとありますが、加賀の水ではありません。加賀の水に思えるけどね。
さて、「香川の水」によると本日の貯水量は以下の通り。結構あるでしょ。

問題になっているのは、早明浦ダムだけです。ほかにたくさん水はあるんだから、あわてることはありません。
…と、感じるのはこの図があまりにも稚拙だからです。

すべての水源が同じ大きさで表されている
なので、実際にどのくらい危ないのか、直感的に分からないのです。小さい水源は小さく描くべき。
100%が明示されていない
ある分がどれだけ少ないのか分からない。
昨年の水量が同じに描かれている
今年と昨年の水が同じ色なので、余計豊富に見えます。
工業専用水が真ん中にある
飲料水と分けてないから、飲み水に困らないように思える。

「そんなのはよく読めば分かる」
と、言う人もいるでしょうね。でも、
「徹底した節水にご協力ください。」
とページトップに書くような事態なら、一発で深刻さが分かるようにして当然だと思うんですけど。読まないやつが悪いって態度で、県民の皆さんのご理解ご協力が得られますかね。
というわけで、私ならこうするというのを描いてみました。

こうすると、かなりヤバイ事態だってことが一目でわかります。本当はため池だって全部生活用水ってわけじゃないのでしょうけど、その辺の事情はあまり詳しくないので横に置いとくことにしました。
ひと様の不幸をブログのネタにするようですが、理解してもらう立場なら、このくらいの感覚は持っていて当たり前だと思うのです。

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