休止からの復帰が早くなった

Windows Vistaを使い始めてから1年ちょい経過しました。当初幾分不安に感じていた安定性も、昨年の暮れ近くからぐっと改善されたように感じます。今では安定度を気にすることはまったくありません。会社で使っているXPより安心して使っています。
速度面でもPCのハードを同時にアップグレードしたこともあって*1、ほとんど不満を感じていませんでした。ただし、まったく感じなかったわけではありません。休止からの復帰があまりにも遅すぎるのです*2。どのくらい遅いかと言うと、再起動の倍以上の時間がかかります!アプリをいちいち開かなくていいという利点はありますが、これじゃ話があべこべです。我が家では節電のためにPCを切る時にはコンセントから電気を落としますので、スリープは使えません。デフォルトの終了がスリープで、かつ電源を切ると休止を利用するWindows Vistaでは、休止からの復帰が遅いというのは不便です。
今日、「信頼性とパフォーマンス」のモニタ画面を見ていて気づいたことがあります。休止から復帰した直後、pagefile.sysのアクセスが異常に多いのです。これは少々解せません。休止前は何もしていないのですから、復帰後にあわててpagefile.sysに触る必要など無いはずです。pagefile.sysは通称スワップファイルで、主記憶から溢れたデータやプログラムを格納しておくファイルです。
解せないのは置いておくとして、ピンと来たことがあります。pagefileの位置です。私はpagefile.sysが通常ファイルとごっちゃになってデフラグが進むのを嫌い、いつもインストール時にpagefile.sys専用パーティションを造ってそこに固定長のpagefile.sysを置いています。ためしにこの設定を解除にしてpagefile.sysの管理をシステム任せにしたところ、休止からの復帰が再起動と同じか早い程度になりました。
最終的にpagefile.sysの位置をバックアップ用の別ドライブにすることにより、起動時の速さが

スリープからの復帰 >> 休止からの復帰 > 再起動

になりました。今は満足できる速さで復帰します。めでたしめでたし。

*1:おかげでインストールには恐ろしく苦しんだ id:suikan:20070415:1176625417

*2:id:suikan:20070616:1181955566

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