最近やってること

筆が鈍ってる脇見運転です。今日は風邪だし本の紹介の続きを書いていたら、IEが飛びました………。
かわりに最近やってるあそびを紹介します。こちらを読んでくださっている方々のほとんどは興味が無いと思われますが、一部技術系の方も読んでくださっていますので、その方々に。

これは、ソフトウェア無線の個人プロジェクトです。音声通信用の無線技術というのは第二次大戦のころにはほぼ固まっており、技術的には、真空管数本、トランジスタ数個もあればできてしまうものです。ソフトウエア無線はそれをソフトウェアで数理的に扱おうというもので、私の基板の場合、ICに実装されているトランジスタの総数は数千万個です(^^;
なんでこんな無駄な事を、と問われると、個人的には技術的興味でしかありません。ただし、ソフトウェア無線技術はすでに特殊なものではなくなっており、携帯電話によって世界に数十億台のソフトウェア無線機が存在すると言うのが現状です。Wireless LANや Bluetoothといったネットワーク機器もそちらのほうに進む可能性があります。
さて、リンク先に「ほぼ終了」と書いてあるのは、ディジタル信号処理ボードで、これは言ってみれば高速のマイコンボードです。予定内部クロックは400MHz。4層プリント基板になっており、レイアウト(部品と配線の配置)は終わりましたので、工場に出す指示を出力する方法をこれから勉強するところです。私はプリント基板CADを使うのは初めてなので、勉強してばかりです。
このあと、工場への発注、受け取りのあと、別途部品発注を行い、自分で半田付けして組み立てをしなければなりません。ICのピン間隔は0.5mmです。顕微鏡下ではやった事があるのですが、自宅でやるので今回は虫眼鏡を使いながらになります。
このボードが完成したら、次はこのボードと組み合わせるアナログ基板です。そちらは高速のオーディオ用AD/DAコンバーターと、制御用AD/DAコンバーターが主体になる2層基板です。
基板の完成と同時にソフトの最終くみ上げに入ります。これまで断続的にソフトを開発しています。というより、ここ数年やってきた遊びの集大成がこれです。プロジェクトとしてきちんとスタートしたのは1年半前でしたが、その時点では

  • OSがDSP用のGCCにない
  • ROM化の方法がない
  • ROMにプログラムを焼く方法がない

と、ないない尽くしでした。これらは時間を追って全部解決できました。たぶん。たぶんというのは、本当に完全に解決できているかどうかわかるのは、ハードと組み合わせた時だからです。ちなみに、ROM化の方法についてはid:Florianさんのお勧めに従って採用したC#JTAGプログラマを作りました
OSについては、DSP専用開発環境に対して以前ITRON (TOPPERS/JSP)を移植していましたので、それをさらにGCCに移すことで完了しました。
ハードソフトが動いて基本機能を確認できたら、以前CQ誌の付録として付いてきたSDR基板を接続してプログラムを開発します。数学的な基盤はわかっていますし、信号処理プロセッサも手馴れたものなので、音が出るのはすぐだと思っています。その後、技術的に試してみたいアイデアがいくつかあるので、じっくり腰をすえて遊んでいきます。そのために年末オシロスコープも買ったし。
とまぁ、こんな遊びをしているのでした。