初心者って何を学びたいんだろう

朝方「初心者向きの言語はScheme」を読んだあたりから、たぶん祭りが始まると思ってましたが、盛り上がったようですね。

Schemeはねただと思いますが、ほかの言語に関しては本気の方もいるようで。それにしてもClosureだとかなんだとか、初心者に教えてどうするんだよって思いますが。
以下の意見は当然出るだろうと思ってました。

絵に描いたようなプログラム初心者の僕としては、上級者の皆さんが「あれの方がいい」「これの方がいい」と話し合ってくれるのは嬉しいんですけど、少しばかりノイズに感じてしまいます。ごめんなさい。

初心者には何を教えるべきか、じゃなくて「初心者に何を教えたいか」が先にたつとこうなりますね。そんな教えたがりな人は、Windows/Linux/Macの起動、終了、タイプができる程度の本当の初心者向けの教科書を書いてみるといいと思いますよ。すごく勉強になりますから。
結局のところ、「どの言語を使えばいいの?」と聞かれたら、「プログラム言語で何をしたいの」ということになります。そうなんだけど、そういってしまうと身も蓋もないですね。
プログラミングが知的蓄積を必要とする活動である以上、テニスに素振りが必要なように、プログラミング言語でも基礎課程は勉強しないといけないはずです。素振りだけでテニスの試合を制することができないのと同じで、最初に学ぶプログラミング言語は使い捨てのつもりであたらないと。
勉強である以上、応用力は必要です。プログラミング言語Fooを学んだら、それでおわりではないです。Bar,Bazと局面に応じて次々に覚えていかなければなりません。そういう考え方にたてば、最初のプログラミング言語で身につけるべき力は、

じゃないでしょうか。これらを学びやすい簡潔なプログラミング言語がいいと思っています。ざっと要点を羅列してみると

強く型付けした言語がいい
データ型は基本です。素振りと一緒ですよ。いい加減なコーディングが通るような言語より、きちんとした記述を求める言語がいいです。
手続き型言語がいい
構造が簡単ですし、見通しもいいです。「すべてがリスト」とか「すべてがオブジェクト」なんてことは求めていないし、つまんないことを覚える手間はないほうがいいです。まして、「メインプログラムもメソッドである」なんて言語は避けたほうがいい。
読みやすい言語がいい
記述力の強い言語の中には読みやすさを犠牲にするものがあります。そういうのはよくない。反省できない。
コマンドラインコンパイラがあったほうがいい
IDEは便利なんですが、いかんせん便利なだけに暗黙に要求される知識があります。環境のセットアップに延々と紙面を割かなければならないような言語はよくありません。
よい入門用教科書がある言語がいい
さぁ、敷居が高くなってきました。どの言語マニアにもお勧めの教科書があると思いますが、たいていのマニアは自分が学んだときの敷居は忘れています。本当にお勧めできる教科書なんだか。

if, then, else, for ,while, サブルーチン, 変数、構造体、配列、ポインタ(あるいは参照)、再帰。これらを簡潔に勉強できる言語がわたしのお勧めです。きちんと基礎さえ教えれば、あとは必要に応じて各言語の特徴を勉強しなおせばいいんだし。
で、いくつかリストアップしたいのですが、一長一短です。

Pascal
言語としては一押しです。求められる機能、シンプルさ、読みやすさをすべて満たし、かつ、基本的なアルゴリズム、データ構造を過不足なく記述できます。最大の問題は、市場から消えて時間が経つのでよい教科書がほとんどないこと。無論、大学の図書館にはたくさんあるはず。DelphiIDEと密に結合しているのでお勧めできません。
Ada
やや言語スペックが大きいのですが、サブセットだけに限れば非常に優れた表現力と読みやすさです。が、教科書はPascalどころの騒ぎではありません。日本に優れたAda教科書が表れた時期があるのか、自信がありません。

異論が百出しそうですね。なんにせよ、基本アルゴリズムの勉強は70年代言語のほうがシンプルで勉強しやすいですよ。
Turbo Pascal 5.0のテキストベースIDEくらいが、とっつきやすさとしては頂点だったと思います。

蛇足

なんでみんなMIXアセンブラって言わないんだ?教科書は最高だよ!私はMIXを勉強したことないけどね。