切り口をひとつにできるといいのですが、この問題はいろいろなことが雑多に絡んでいる気がしますので、以下、思ったことを適当に書き散らしておきます。
普通の食中毒ではない
当たり前のことですが、毒物混入というのは我々が普段とらえている食中毒とは違います。日本では食中毒事件がたくさん起きます。ちょっと検索してみるとあまりの多さに驚きますが、これらは犯罪を除けば雪印事件を含めてすべて雑菌の繁殖によるものです。ようするに腐ってしまうことによる食あたりです。食品の中で雑菌が繁殖するというのは、衛生管理状態が上から下へ連続的に変化していく中でおきることですが、毒物の混入というのは、衛生管理ではなくまったく異質の問題です。
必ずしも騒ぎすぎとはいえない
これをもって反動的な動きを危惧する向きもありますが、中国製品の安全性に関しては特にこの一年くらい数々の事件が起きており、中には命を落としたケースもあると報じられています。偶然一件起きたのではなく、ついに日本でも大きな事件が起きたと受け取るのは自然です。
一方で、まだ原因が特定されておらず、「中国側に問題があると断定するのは早い」というのは正論ですが、他方であまりにも広い範囲での発生、パッケージの損傷がわずかであること、人命にかかわることを考えるならば、安全側に振り切った措置を早いうちにとるのはおかしなことではありません。見ていてむしろ腰が重すぎる気がします。
変な味なら吐き出せよ
一部の被害者は「食べたときにへんな味がした」といっています。なぜ吐き出さないのでしょう。なぜ、子供に「味がおかしいから食べるな」といわないのでしょう。私には理解できません。
あじのおかしなたべものは、たべてはいけません。幼稚園に入る前にしつけられた気がするのですが。
冷凍食品だらけでワロタ
事件が報じられた翌日、民放の朝の番組で「ご家庭におじゃましてみました」というシーンがあったのですが。冷蔵庫のなかは冷凍食品でびっしりでした。いわく
「子供のお弁当も冷凍食品なので心配で」
嫁さんと二人で爆笑。一戸建てに住んで、テレビに出たいわ、と思うくらい余裕があるけど、家族に手作りの飯を毎日食わせてやろうとは思わない素敵な奥さん。我が家とは価値観が違いすぎる。
みんなが安物ばかり買ってると、ちゃんとしたものは市場から消えるよ
ほんとのことだから。子供に携帯持たせるくらいなら、その金をちょっぴり生活の質の向上に使ったほうがいいんじゃない?子供のためにも生活のためにも社会のためにも。
作ったほうがおいしいよ
いやほんと。手作り餃子はおいしいよ。