電子工学やプログラミングが好きな学生さんへ

ひとつふたつ、メッセージを。私は腕一本で技術者として一人前を目指すつもりで上京しました。ですから、志ある学生の意気をくじくようなことはしたくありません。が、大企業では開発技術者をこき使っていることを心に留めておいてください。朝から晩まで仕事漬けです。余暇に勉強などよほどの人間でなければ出来ません。自分を見つめてみて、仕事だけに打ち込んで幸せになれるならよし、そうでないなら就職先は慎重に考えてください。
どうせ忙しいなら、中堅製造業や小企業のほうが面白いかもしれません。人生のリスクはぐっとあがりますが、個人の技術レベルでは中小のほうが総じて高いなと感じます。
極論ですが、私はもう一度チャンスを与えられるなら公務員を選ぶかもしれません。私のような余所見ばかりしている人間は、定時に帰ることの出来る仕事のほうが充実した人生を送るように思うのです。アインシュタインはかつて後進に対して、研究を続けるなら大学に残るより公務員になってはどうかと薦めたそうです。深く物事を考える時間があるからです。
公務員まで選ばないとしても、本当に電子工学やプログラミングが好きならば、あえて異分野を選ぶという選択肢は無視しないほうがいいでしょう。

英語は必須である

仮にその分野に進むなら、英語は必須だと思ってください。すでに私が学生のときからも状況は大きく変わっています。大企業なら海外の拠点やサードパーティと働くのは当然です。そもそもコンピュータの先端は常に海外にあります。日本はコンピュータ技術後進国です。後進国の国語で勉強して先端の仕事が出来るほど人生は甘くありません。
しかも先端以外では業界ごとワーキング・プア化しているのは周知の事実です。
もうひとつ、本当にその分野で群を抜く技術力を持っているのなら、英語を話せることで海外で仕事をするという選択肢がが増えます。アメリカでも先端の技術者は猛烈に働いていますが、住環境や仕事環境は圧倒的に日本より恵まれています。

まとめ

ここ最近、私はかつてないほどネガティブになっているので、上の話もやや大げさかもしれません。が、経験上一片の真実は含んでいると断言できます。進路は慎重に考えましょう。