プラグイン・ハイブリッド

トヨタが開発中の「プラグインプリウス

1日の走行距離を25キロと想定し、電気代が割安な夜間に充電すれば、プリウスより燃料代を41%減らせるという。発電時などを含めた社会全体の二酸化炭素(CO2)排出量も削減できる。

ハイブリッド車はガソリン・エンジンの燃費が悪化する加速時にモーターを使ってエンジンの負担を減らします。これで少し燃費向上。そして減速時には運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収します。さらに燃費向上。おまけに、一番排気が汚い加速時にエンジンの負担を減らすハイブリッド車は、排気の清浄化にも有効です。
プラグインハイブリッド車はこれを一歩推し進め、可能な限り電池で走る車にしてしまおうというものです。純粋なハイブリッド車の場合は電池の充電をエンジンで行うため、電池のみによる走行は騒音対策以外の効果は薄いです。しかし、プラグインハイブリッド車は夜間にガレージで充電できます。
夜間電力は安いため、ガソリンの値上がりが激しいアメリカでは有効なコスト削減になります。しかも、自動車がガソリン・エンジンでバッテリーを充電する場合に比べて、発電所による電気の生成は圧倒的に低公害かつ高効率です。つまり、より少ないCO2、より小さな公害で車を走らせることができます。
プリウスの一人勝ちに業を煮やしているアメリカでは、プラグインハイブリッド車プリウス・キラーとして開発しています。もちろん、トヨタも手をこまねいているわけではない、というのが上のニュースですね。プラグインの有効性を高めるにはバッテリー容量を大きくして電気による走行時間を増やさなければなりません。その候補であるリチウム・イオン電池について、トヨタは二の足を踏んでおり、ライバル各社も近々発表される新プリウスの動向を固唾を呑んで見守っているとも言われます。3代目プリウスプラグインハイブリッド車の未来を占う水晶玉となることでしょう。
ところで国内の他と比べると狂気に近い税率を誇るガソリン。プラグイン・ハイブリッドはわが国の財政を、きっともっと苦しくするぞ。