世間は狭い2.0

イスラエル編続き。
前の会社では何度かお客さんに同行してテルアビブに出張していました。最初こそものめずらしさが前に出ますが、数を重ねるとだんだん肝が据わってきて、観光ガイドの真似事までしていました。
あるとき、新規に製品採用を決めてくださったお客さんと一緒にテルアビブに来ていました。休みの日だったのでレストランでも行きましょうということになって、ジャファまで。ジャファの旧市街は少し高い崖が海にせり出しており、地中海に落ちる夕日を見ながら静かに食事をできるレストランがあります。
そこで日本人だけで世間話をしながら食事をしていました。
「酔漢さんはどちらの出身ですか」
と、マネージャーさん。
「九州です。生まれも育ちもA市ですが、2年ほどB県にいたこともあります」
「B県はどちらに」
「Cです」
と、そのとき、突然
「そうですよね」
と、横の方が割ってきました。静かな方で、それまで黙っていらっしゃったのですが、突然身を乗り出して話し始めました。
「C中学の酔漢さんですよね」
「えっ」
「Dです。剣道部のDです。」
鳥肌が立ちましたよ。まさかテルアビブ郊外のレストランで中学の後輩と飯を食うとは思ってませんでしたから。