世間は狭い

今の会社に入ってかれこれ8年。前の会社には5年勤めましたから、入社したのは13年前ですか。初めての転職でした。
イスラエル系ハイテク会社の日本法人。社長1人、技術は私を含めて2人だけどイスラエル企業のご他聞にもれず分社化を控えていたので実質私が初の現地技術者でした。
で、入社して1週間後にイスラエルに渡って研修を受けました。見るもの聞くもの皆すべて面白かったです。研修最初の週の終わりだったでしょうか、
「今週末は北部にピクニックなんだ。一緒に来る?」
と聞かれて1も2もなくOK。で、当日会社が借りたバスに揺られてみんなで一路北へ。
「で、今日はどこにピクニック?」
ゴラン高原だよ」
「おおおおっ」
と声を漏らすと、周りが気にしたようにいっせいにフォロー*1
「酔漢さん、大丈夫だから。安全だから」
いや、別に怖がってませんが、事前に教えてくれたら中東戦争史でも読んどいたのに。ともかく、高名なヨルダン川で川遊びをし、かつてはイスラエル歩兵が命をかけてよじ登ったゴラン高原の崖をピクニックで歩いたというのは私のささやかな海外武勇伝を飾るエピソードのひとつです。
さて、日も傾いてきたしそろそろ帰ろうぜというころに、会社の女の子の雑談に参加。
「酔漢さん、前の会社は?」
「俺?X。」
「へー、X。私もそうよ。イスラエル研究所にいたの」
「ふーん、そうなんだ」
「日本に行ったこともあるのよ。Y部に用があってね」
「俺、2年くらい前Y部にいたよ。友達も多いよ」
「…」
「…」
「Zって知ってる?俺の友達だけど」
「知ってる。一緒に仕事してた」
「Σ( ̄口 ̄)」
「Σ( ̄口 ̄)」
俺たち、前に渋谷で呑んだじゃん!
「わーわー!」
いやぁ、渋谷で大いに盛り上がったことのある女性とよもやゴラン高原で再会するとは。実に奇遇でした。
などという話を、moli-xion姐さんのエントリーを読んで思い出した次第。

*1:とはいえ、道路わきの有刺鉄線には「地雷原・注意」の文字が